リトミックを学ぶことで『お子さんの成長に期待できること』は大きく2つにわけられます。
リトミックを学ぶことで『お子さんの成長に期待できる』ことの一つ目は、『音感』や『リズム感』などの、音楽の基礎が身につくこと。
もう一つはその中で、集中力・創造力・判断力・コミュニケーション能力・運動能力など、お子さんに身につけてあげたい基礎的な力が育まれること。
リトミックは音楽能力を伸ばすだけにとどまらず、『全人教育』ともいわれています。
1.音楽の基礎が身につく
音楽を学ぶというと、「ド・レ・ミ~」を覚えることからかな?「ト音記号」から?と思われるかもしれません。
でも、赤ちゃんが次第に言葉をおぼえていくとき、「あいうえお」から学びませんね。
ママやパパの声をたくさん聞いて
あ~ あ~ などと自然に発声をしはじめ
ママと認識して「ママ」といえると微笑み返してくれるママの表情を見て繰り返すようになります。
そのうち、一語ずつ言えるようになり
言葉がつながって文になり・・・
音楽も同じです。
たくさんの音楽を聴いて、感じて、
それを身体で表現すること、まずはそこからはじまります。
「リトミック」とはスイスの音楽教育家で、作曲家でもあった「ダルクローズ」によって考え出された音楽教育法で、
即興された演奏に合わせて身体を動かす経験によって音楽を学びます。
具体的には、即興された演奏に反応して動くことにより、
- ビート
- 速さ
- 音の高低
- 音の強弱
- 長調・短調
- 拍子
- フレーズ
- クルーシスとアナクルーシス(中心と準備)
などの音楽的要素を身につけます。
2.心と体のバランスが整えられる
リトミックでは、即興された音楽を聴きながら脳で考え、体で行動するので、脳機能や運動能力に刺激を与えます。
また、音楽を聴きながら、周囲の状況を認識して動くことで、自然に集中力や判断力が養われます。
そして、ママやパパ、お友だちと協力して行うリトミックでは、協調性やコミュニケーション能力も培われます。
このように、脳と五感を使うリトミックによって、心と体がバランスよく育ち、さらにママとのスキンシップがたくさんとれることで、よりその効果が高まります。